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2024.10.16
お客様の声開業コラム

【鹿児島県鹿児島市】 児発・放デイ 才華(saika) 様の声②

今回は、児童発達支援・放課後等デイサービス才華を運営されているオーナー寒川様、児童発達支援管理責任者の岩川様にご協力いただき、

担当コンサルタントの鈴木と対談第二弾!

 

障がい福祉事業を運営する上で鹿児島市の状況について

 

鹿児島市は指定申請時の福祉課のご対応などからも、かなり前向きな地域だなという印象を受けました。作ってほしいという前提のもと話を聞いていただいたような…独自の助成で利用者さんの負担がない(※)のも全国的に珍しいです。

放デイがいっぱいある地域だと福祉課が協力的じゃないような場面もあるので運営するのにいい環境だなと思いました。

※鹿児島市では利用者さんの自己負担金が助成金で0円になる(2024年10月現在)

鈴木
鹿児島市で障がい福祉事業に携わる中で、利用者さんの地域特徴、現場での親御さんの反応、また課題があれば是非教えて下さい。

岩川
鹿児島市自体が福祉が活発ではあるが進んでいるわけではない。むしろ遅れていると感じています。そういった背景からか障がいの特性がどうというより単純に預かってもらえるという部分に重点を置いている利用者の方も多いです…私たちはその中でも預かりだけではないサービスの質を重視することに勝負をかけて利用者集めをしました。

集客について

 

鈴木
集客上どんなアピールをしましたか?どんな動きが効果がありましたか?

岩川
月1回程度、直接保育園に私が足を運んでいます。提携ではないけれど、そこで根付いてご紹介をいただくという流れが児発の集客割合として大きいです。訪問時に困っていることなど話をよく聞くようにしています。ニーズに答えながら一緒に支援を考えます。
そういった動きが相談支援事業所さんでも派生して他の子も紹介をしてくださったり。

鈴木
才華さんの事業所の利用者さんのお預かりは今どのような比率になっていますか?

岩川
児発8:放デイ2の割合で未就学児の方が多い。
来年度は学年が上がり7:3くらいになると見込んでいます。

鈴木
児発が結構多いのですね!

今、福祉課とやりとりして困っていることはありますか?

岩川
健生のサポートを使用して書類の作成を依頼していますが
提出や問合せで市の解釈と厚労省の解釈がずれていると感じることがあります…。
各市町村毎や細かい所は担当者によっても回答が異なる場合もあるのが難しい所です。

鈴木
全国的にこの事業ではローカルルールも多いのでどこの事業所さんも抱える悩みですね…。

事業所としての課題や目指すところはございますか?

岩川
利用者が定員うまって稼働率も上がってきて順調なところで、サービスの質を落とさないように意識して運営していきたいです。利用者を集めるよりも利用者一人一人のことを考えて、まずそこを意識しています。そこを重視して事業所全体としても伸ばしていきたい。安定した運営にも繋がると思っています。

鈴木
鹿児島市での利用児童の通所事情についてはいかがでしょうか?

岩川
放デイは2か所くらいを利用している子が多いです。児発は1か所の子が多いかも。
私としては2~3事業所に通うほうが社会生活に馴染む事を目的と考えれば、その子のためにいいのではないかと思っている。
受給日数については、鹿児島市独自助成に関しての方針が鹿児島市としても宙ぶらりんになっている印象が現場としてはあり、親御さん側で日数を増やしたいという要望があっても行政側の判断として「お預かり目的だと見受けられる為、日数は増やせない」=放デイに預ける方が無料で預けられるからという理由と疑われ、日数の増加を却下される)という判断をされるケースも出てきている。それでもまだ、受給日数発行が厳しい地域と比べれば比較的緩く、日数は多く設定される印象がある。

鈴木
その他周辺事業所さんとの関係性や関わりに関してはいかがでしょうか

岩川
近隣の同業(放デイ)とも良好な関係を築けており、お互いに何かあったときに紹介をしたりという形を取り助け合いながらの提供が出来ております。
また相談支援事業所さんは勿論、保育園や幼稚園にも定期的な訪問を心がけており、先方もとても協力的で、そういった周辺施設からの紹介等を多く頂けているのが現在児発の利用が多い要因かと考えています。

鈴木
4月に開業されて、今半年。今月から週6営業にされましたね。
半年やってみて経営者目線での目標、展望などございますか。

 

 

今後の展望・目標

 

寒川
当初は分からない事も多く、手探りな状態でやってきましたが、利用者も集まってきて運営としては落ち着いてきた印象です。このまま続けられれば、2店舗目を考えようかと思っています。一部地域では総量規制がかかってきたりしているので、それもふまえると早めに始めたいなとは思ってます。
営業の方は岩川(児発管)がすごくうまくまわって動いてくれて、保育士さんからの信頼を勝ち取ってくれました。自ら動いてもらい順調で、私から口を出すことは何もないような気持ちで信頼しています!療育の中身などは児童発達支援管理責任者である岩川様に任せている。今後も期待しています。

 

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