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2021.06.03
コラム放デイ

【コラム】令和3年度「報酬改定と処遇改善加算の見直し」の解説①

気になる今後のこと【放デイの2類型化ってどういうこと?】画像

今回は、弊社サポート事業所様からも多数ご質問がよせられた「報酬改定」と「今年度の処遇改善加算の見直し」

について、お話します。

 

 

児童発達支援・放課後等デイサービスの開業をお考えの皆さん、そして事業所を運されている皆さん、

日々ご多忙の中、新たに覚えることが大変で、理解に苦戦された方も多いのではないでしょうか。

 

是非、今回の情報変更の全体像をご理解いただけますと幸いです。

今回はパート①:報酬改定について、お話致します。

 

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報酬改定、児童発達支援と放課後等デイサービスの変更概要

 

放課後等デイサービス編

今回の報酬改定は、放課後等デイサービスの指標該当児による基本報酬区分が廃止されました。

それに伴い、授業終了後が604単位(区分1:690、区分2:612)、休校日が721単位(区分1:792、区分2:730)に微減となっております。

 

その分、医療的ケア児の基本報酬と、より手厚い支援を必要とする子供に応じてきめ細かく算定できる加算が、新たに設けられました。新設の医療的ケア児の基本報酬は、スコアによって授業終了後が1,271~2,604単位、休校日が1,388~2,721単位です。

 

新設加算は3つ。ケアニーズの高い児童への支援を評価する個別サポート加算(100単位/日)、要保護児童への支援を評価する個別サポート加算(125単位/日)、理学療法士等を1名以上加配した場合の専門的支援加算(187単位/日)です。どちらも事業所運営に大きく影響する単位数となっております。

 

 

 

児童発達支援編

一方、児童発達支援は、基本報酬が885単位(830)と、放デイと違いとなりました。

また、放デイ同様に医療的ケア児の基本報酬や、新設加算の3つ(個別サポート加算、専門的支援加算)が算定可能です。

 

児童発達支援の場合、医療的ケア児の基本報酬は1,552~2,885単位となっております。

専門的支援加算は放課後等デイサービスの187単位/日の他、児童福祉事業について5年以上経験のある保育士・児童指導員の加配で算定可能な123単位/日も設けられております。

 

 

 

共通の変更項目

放課後等デイサービス・児童発達支援に共通することとして、児童指導員等配置加算と児童指導員加配加算が廃止児童指導員等加配加算が単位数見直しでとなりました。

特に放課後等デイサービスについてはマイナス改定とはなりますが、新設の加算を算定できれば報酬増も十分可能です。既存や新設の加算を上手く算定していきましょう。

 

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要点のまとめ

  • 放課後等デイサービスは単位数が微減。その分新設加算が3つ増えた。
  • 児童発達支援は単位数が増。放デイ同様の新設加算も算定可能。専門的支援加算は187単位のほか、123単位も設けられている。
  • 放課後等デイサービス・児童発達支援共通で児童指導員等配置加算と児童指導員加配加算が廃止。児童指導員等加配加算が単位数見直しで減となった。
  • 新設の加算の算定を視野に入れて、今一度加算を見直しましょう!

 

いかがでしたでしょうか。

行政からの文章からだと、文字が多くて大変・・・と思う方も、今回のこの記事を見て何となくご理解いただけると嬉しいです。

次回は処遇改善加算の見直しについて、解説します。

 

 

 

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