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2025.09.09
開業運営コラム放デイ

放課後等デイサービスで働くには?職種別におすすめの資格を徹底解説

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放課後等デイサービスは、障害や発達に特性のある子どもたちを放課後に支援する重要な福祉サービスであり、多様な専門職が連携して働いており、職種ごとに必要なスキルや資格が異なります。
この記事では、放課後等デイサービスで働く職種と、それぞれの職種として働く為に必要な資格と、それに付随するおすすめの資格を職種別にわかりやすく紹介します。

どんな役割がある?職種別に紹介

この章では、放課後等デイサービスに関わる主要な職種とその役割について詳しく説明します。

児童指導員は子どもの支援全般を担当する職種

児童指導員は、放課後等デイサービスにおいて中心的な役割を果たす職種です。児童発達支援管理責任者(児発管)の作成する「個別支援計画」を基に、子どもたちと直接関わりながら、 日常生活のサポートや学習支援、社会性を育てるための活動を提供します。
活動内容は多岐にわたり、遊びやレクリエーションを通じて子どもたちの成長を促します。

保育士は発達支援や日常生活のサポートを行う職種

保育士は、子どもの発達段階に応じた支援を行う専門職で、放課後等デイサービスでも重宝される存在です。
保育の知識を活かし、食事や排泄、着替えなどの生活支援を行いながら、子ども一人ひとりに合わせた発達支援も担います。

理学療法士・作業療法士は身体機能の発達を支える専門職

理学療法士(PT)や作業療法士(OT)は、子どもたちの運動能力や生活機能の向上を目的としたリハビリテーションを行う職種です。
理学療法士は主に筋力やバランス、歩行といった身体機能の改善を目指した支援を行います。
一方、作業療法士は、食事や着替え、遊びなど日常生活に必要な動作の支援を中心に行います。
子どもたちの発達を専門的に支える役割を担います。

言語聴覚士はことばの発達支援を行う専門職

言語聴覚士(ST)は、発語や言語理解に困難を抱える子どもたちに対し、ことばの訓練や発音の指導を行います。
ことばがうまく話せない、コミュニケーションが難しいといった子どもに対し、個別の支援プログラムを設計します。
また、食事の嚥下に関するサポートを行うこともあり、医療と教育の両面から子どもを支援します。

公認心理師・臨床心理士は子どもの心のケアを担う職種

公認心理師(国家資格)や臨床心理士(民間資格)は、子どもたちの心理的な不安や困りごとに寄り添い、カウンセリングやアセスメントを通じて支援します。
情緒の安定や自尊心の育成、対人関係の改善など、心理的な側面からのアプローチを行います。
また、職員や保護者への助言も行い、子どもを取り巻く環境全体の改善に努めます。
専門的な知識と共感力が求められる、大切な支援職です。

送迎スタッフや事務職も現場を支える重要な仕事

放課後等デイサービスでは、送迎スタッフや事務職もなくてはならない存在です。
送迎スタッフは、子どもを安全に送迎するだけでなく、保護者と直接会話する機会もあるため、コミュニケーション力が求められます。
また、事務職は利用者の記録管理やスケジュール調整、保護者対応など多岐にわたる業務を担当します。
支援の現場を陰から支える、重要なサポート職といえるでしょう。

放課後等デイサービスの職種において保持しておくと良い資格とは?

ここでは、放課後等デイサービスの職種において保持しておくと役立つ資格を紹介します。

児童指導員任用資格は多くの障害児施設で必要とされる資格

児童指導員任用資格は、多くの障害児施設において必要とされる資格です。
この任用資格に該当していれば、児童指導員として働くことができます。
該当要件は法律で定められており(学歴・資格・実務経験等)、未経験者でもチャレンジしやすいルートがあります。
特に、教育や福祉に関する知識があるとより幅広い支援に対応出来る可能性があります。

保育士資格があれば幅広い支援に対応しやすい

保育士資格を持つことで、日常生活の支援から遊びを通じた発達支援まで、柔軟に対応することが可能です。
国家資格であり、信頼性や専門性の高さが魅力です。
特に低年齢の子どもが多い施設では保育士のニーズが高い傾向にあります。

理学療法士・作業療法士資格があれば専門的支援が可能

理学療法士や作業療法士の資格があれば、より専門的な視点から子どもたちをサポートできます。
身体の使い方を教えたり、発達段階に応じた動作訓練を行ったりと、多角的な支援が求められる場面で活躍できます。
特別なニーズを持つ子どもたちのサポートに欠かせない存在であり、医療機関との連携が求められる場面でも信頼されやすい資格です。

言語聴覚士はことばの訓練や評価に活用できる

言語聴覚士の資格は、子どもたちの「話す」「聞く」能力の発達を支えるうえで非常に重要です。
ことばの発達に悩みを持つ子どもたちにとって、言語聴覚士の存在は心強いものです。
個別支援計画の作成にも専門的知見が活かされ、療育分野でも高いニーズがあります。

公認心理師・臨床心理士は心理支援に強みを持つ

公認心理師や臨床心理士の資格があると、心理的支援を専門的に行えるようになります。
子どもの不安やストレスに対して専門的にアプローチし、安心できる環境づくりに貢献します。
カウンセリング経験のある方に特におすすめの資格です。

児童発達支援管理責任者(職務要件)でキャリアの幅が広がる

児童発達支援管理責任者(児発管)は、放課後等デイサービスの必置職種で、個別支援計画の作成やスタッフへの助言など中核的な役割を担います。
任用には所定の実務経験+研修(基礎→OJT→実践等)が必要です。キャリアアップを目指す方は計画的に要件を満たしましょう。

 

未経験から放課後等デイサービスで働きたい人におすすめの資格と取得方法

 

この章では、福祉業界未経験でも放課後等デイサービスで働けるようになるためのおすすめ資格と、その取得方法について紹介します。

児童指導員任用資格は学歴で要件を満たすことが可能

未経験者でも、大学で教育・心理・福祉などの学部を卒業していれば、児童指導員任用資格の要件を満たします。
業界未経験でも、大学で必要な課程を修了している者であれば、児童指導員任用資格の要件を満たします。
もしくは児童指導員に必要な2年の実務経験を積むために指導員(無資格)からスタートするルートもあります。

保育士資格は通信講座や独学から試験ルートで目指せる

保育士資格は国家試験(年2回)に合格することで取得可能です。通信講座や独学で受験準備を進められます(受験資格の詳細は公式を参照)。

発達障害支援関連の民間資格で基礎知識を学べる

「発達障害コミュニケーション初級指導者」「子ども発達支援士」など、民間資格で基礎知識を体系的に学べます。

ボランティアや実習で現場経験を積みながら学べる

資格取得と並行して、実際の現場での経験を積むことも非常に重要です。
現場の雰囲気や子どもとの関わり方を知ることで、キャリアの解像度が上がります。

放課後等デイサービスでキャリアアップしたい人におすすめの資格とは?

この章では、放課後等デイサービスでキャリアアップを目指す人に向けて、取得・受講しておきたい上位資格・研修を紹介します。

児童発達支援管理責任者(職務要件)で管理職を目指せる

放課後等デイサービスでは、児童発達支援管理責任者の配置が必須です。
個別支援計画の作成、職員の助言・育成、保護者連携などを担います。
一定の実務経験と研修受講(基礎→OJT→実践等)が必要です。

研修制度や実務経験を活用してステップアップできる

多くの施設で虐待防止等の研修制度、児童の送迎等の実務経験が整備されています。日々の実務を積み、受講要件を満たして計画的にステップアップしましょう。

まとめ|放課後等デイサービスで働くならおすすめ資格を取得しよう

放課後等デイサービスは、発達に特性のある子どもたちを支援する大切な現場です。
職種によって求められるスキルや資格は異なりますが、いずれも「子どもを支えたい」という想いが根底にあります。
未経験からスタートする人も、すでに資格を持っている人も、自分に合った職種と資格(または任用要件)を見極めることで、より充実したキャリアを築けます。
この記事を参考に、自分の未来につながる一歩を踏み出してみてください。

放課後等デイサービスの起業は療育ネットにお任せください

今回この記事では、放課後等デイサービスでのおすすめの資格について解説いたしましたが、この記事を機に、放課後等デイサービスなどの障害福祉サービスの提供や福祉業界への新規参入を検討している方もいらっしゃるかと思います。
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