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2024.10.16
お客様の声開業コラム

【鹿児島県鹿児島市】 児発・放デイ 才華(saika) 様の声①

今回は、児童発達支援・放課後等デイサービス才華を運営されているオーナー寒川様、児童発達支援管理責任者の岩川様にご協力いただき、

担当コンサルタントの鈴木と対談の形でインタビューをさせていただきました!

 

開業のきっかけは?

 

鈴木(株式会社健生のコンサルタント):
寒川様、まずは新しいステージに踏み出すことを決断された経緯について教えていただけますか?

寒川(事業所オーナー):
もちろんです。私はもともと中高一貫校で数学を教えていました。その後、17年以上にわたり学習塾を経営してきました。私の教育に対する想いは、幼少期から祖父、当時学校長だった人から教わった「教育の大切さ」が根幹にあります。中学時代から教師になることが夢だったんです。そしてその夢を叶えた時、勉強を教えることだけではなく、生徒たちの人生に深く関わることに生きがいを感じていました。

鈴木
教師としての経験が長い中で、学習塾を始められたのはどのようなきっかけだったのでしょうか?

寒川
結婚や出産を機に教職を離れましたが、4人の子育てに奮闘する中で、母親としての視点から学ぶことも多くありました。それが、新たな知識と経験となり、子供たちと向き合う大切さを学びました。この経験を活かすために、学習塾を開くことを決めました。塾では、勉強だけでなく、お母様方の悩みにも寄り添い、親身な対応を心掛けたことで、経営を続けることができています。

鈴木
教育現場に長く携わる中で、時代の変化を感じることもあったのではないですか?

寒川
そうですね、数年前から特に感じたのが「発達障害児」と「不登校児」の増加です。詳しい事情を聞いてみると、発達障害を抱えているために集団生活に馴染めず、不登校になってしまう子供たちが多いということがわかりました。単なる不登校児であれば、塾として学習面でサポートできるのですが、発達障害の子供たちへの対応は自分の経験だけでは限界がありました。

鈴木
そこから「療育」に関心を持たれたんですね。

寒川
はい。どのように発達障害の子供たちを支援できるのかを模索していたところ、「療育」という言葉に出会いました。学んでいくうちに、学習塾だけでは対応できないと感じ、療育を専門に行う別の事業を立ち上げる必要性を強く感じました。

鈴木
そこから、児童発達支援・放課後等デイサービスの開業を目指したというわけですね。

寒川
そうです。株式会社健生の支援を受けて、専門的な療育プログラムを提供できる「児童発達支援・放課後等デイサービス」を開業する準備を進めてきました。障害を抱える子供たちが、少しでも新しいことができるようにサポートすることで、成長を助け、人生を豊かにするお手伝いをしたいと考えています。また、発達障害の子を持つお母様方にも、笑顔あふれる家庭を築いていただけるよう支援したいと思い、この度の開業を決断しました。

 

 

開業までに不安、大変だったことは?


開業に至るまで課題や気になること、不安だったことは?

寒川
18年間学習塾を経営してきましたが、障がい福祉の分野ははじめてだったので、不安と言えばいったら何もかもですね。とにかくどう立ち上げていいのか右も左も分からない状態だったので。その点、健生さんの手助けが本当に助かりました。

寒川
健生以外で放課後等デイサービス開業を支援する会社の情報は調べましたか?

寒川
3~4件でお話を聞きました。ネットで放課後等デイサービスをしている方がブログをしていて、その方の口コミでは支援会社の話は何件か聞いて比較した方がいいと書いていたので…大手と言われる会社さんの話を中心に聞きました。

 

 

株式会社健生に決めた理由って?

 

鈴木
その中で健生を選んでいただいた選んだポイントはどこだったのでしょうか?

寒川
1番は毎月かかる費用面が大きかったです。他社では開業をしてから安いところでも月10万円程度ロイヤリティ等がかかったりする。
でも健生はそれがなかったので、良心的だなと感じました。なので費用面が一番大きかった。開業後サポートがないわけではなく必要に応じた選択ができるのも安心でした。

 

鈴木
私から見て、開業支援をさせて頂く中で寒川さんは支援を受けるばかりでなく、自主的にかなり動いて下さったなと感じておりました…
開業までの支援について感想はどうでしたか?

寒川
開業するまで…まず役所に届ける書類が山ほどありましたよね(笑)
種類や書き方も、何が何だかという世界だったので…
その点で健生さんの支援のお陰で1回で終わったので良かった。

鈴木
未経験で専門性の高い書類を完成させることはなかなか難しいことですよね。

鹿児島市は指定申請時の福祉課のご対応などからも、かなり前向きな地域だなという印象を受けました。作ってほしいという前提のもと話を聞いていただいたような…独自の助成で利用者さんの負担がない(※)のも全国的に珍しいです。

放デイがいっぱいある地域だと福祉課が協力的じゃないような場面もあるので運営するのにいい環境だなと思いました。

※鹿児島市では利用者さんの自己負担金が助成金で0円になる(2024年10月現在)

鈴木
鹿児島市で障がい福祉事業に携わる中で、利用者さんの地域特徴、現場での親御さんの反応、また課題があれば是非教えて下さい。

岩川
鹿児島市自体が福祉が活発ではあるが進んでいるわけではない。むしろ遅れていると感じています。そういった背景からか障がいの特性がどうというより単純に預かってもらえるという部分に重点を置いている利用者の方も多いです…私たちはその中でも預かりだけではないサービスの質を重視することに勝負をかけて利用者集めをしました。

鈴木
集客上どんなアピールをしましたか?どんな動きが効果がありましたか?

岩川
月1回程度、直接保育園に私が足を運んでいます。提携ではないけれど、そこで根付いてご紹介をいただくという流れが児発の集客割合として大きいです。訪問時に困っていることなど話をよく聞くようにしています。ニーズに答えながら一緒に支援を考えます。
そういった動きが相談支援事業所さんでも派生して他の子も紹介をしてくださったり。

鈴木
才華さんの事業所の利用者さんのお預かりは今どのような比率になっていますか?

岩川
児発8:放デイ2で未就学児の方が多い。
来年度は学年が上がり7:3くらいになると見込んでいます。

鈴木
児発が結構多いのですね!

今、福祉課とやりとりして困っていることはありますか?

岩川
健生のサポートを使用して書類の作成を依頼していますが
提出や問合せで市の解釈と厚労省の解釈がずれていると感じることがあります…。
各市町村毎や細かい所は担当者によっても回答が異なる場合もあるのが難しい所です。

鈴木
全国的にこの事業ではローカルルールも多いのでどこの事業所さんも抱える悩みですね…。

事業所としての課題や目指すところはございますか?

岩川
利用者が定員うまって稼働率も上がってきて順調なところで、サービスの質を落とさないように意識して運営していきたいです。利用者を集めるよりも利用者一人一人のことを考えて、まずそこを意識しています。そこを重視して事業所全体としても伸ばしていきたい。安定した運営にも繋がると思っています。

鈴木
鹿児島市での利用児童の通所事情についてはいかがでしょうか?

岩川
放デイは2か所くらいを利用している子が多いです。児発は1か所の子が多いかも。
私としては2~3事業所に通うほうが社会生活に馴染む事を目的と考えれば、その子のためにいいのではないかと思っている。
受給日数については、鹿児島市独自助成に関しての方針が鹿児島市としても宙ぶらりんになっている印象が現場としてはあり、親御さん側で日数を増やしたいという要望があっても行政側の判断として「お預かり目的だと見受けられる為、日数は増やせない」=放デイに預ける方が無料で預けられるからという理由と疑われ、日数の増加を却下される)という判断をされるケースも出てきている。それでもまだ、受給日数発行が厳しい地域と比べれば比較的緩く、日数は多く設定される印象がある。

鈴木
その他周辺事業所さんとの関係性や関わりに関してはいかがでしょうか

岩川
近隣の同業(放デイ)とも良好な関係を築けており、お互いに何かあったときに紹介をしたりという形を取り助け合いながらの提供が出来ております。
また相談支援事業所さんは勿論、保育園や幼稚園にも定期的な訪問を心がけており、先方もとても協力的で、そういった周辺施設からの紹介等を多く頂けているのが現在児発の利用が多い要因かと考えています。

鈴木
4月に開業されて、今半年。今月から週6営業にされましたね。
半年やってみて経営者目線での目標、展望などございますか。

 

 

寒川
当初は分からない事も多く、手探りな状態でやってきましたが、利用者も集まってきて運営としては落ち着いてきた印象です。このまま続けられれば、2店舗目を考えようかと思っています。一部地域では総量規制がかかってきたりしているので、それもふまえると早めに始めたいなとは思ってます。
営業の方は岩川(児発管)がすごくうまくまわって動いてくれて、保育士さんからの信頼を勝ち取ってくれました。自ら動いてもらい順調で、私から口を出すことは何もないような気持ちで信頼しています!療育の中身などは児童発達支援管理責任者である岩川様に任せている。今後も期待しています。

 

次回に続く!

次回は障がい福祉事業を運営する上で鹿児島市ってどんな環境なのか?等お伺いしております。

 

 

 

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