【コラム】「口コミ」の心理学的効果!場合によっては下手な宣伝よりも集客に繋がる①
SNSやインターネットを使った口コミでの集客が広まり「本当に口コミって効果があるの?」と感じている人も多いはず。実は、口コミの力は心理学で立証されており、上手に活用することでコスパのいい集客ツールにつながるのです。そこで、今回は口コミの心理学的な効果や放課後等デイサービス(以下、事業所)の口コミを広げるための方法をまとめてご紹介します。
目次
1第三者からの情報を信じたくなる「ウィンザー効果」
2多くの人の選択に従いたくなる「バンドワゴン効果」
※次回記事※3事業所の口コミを広がりやすくする方法
※次回記事※4まとめ
1.第三者からの情報を信じたくなる「ウィンザー効果」
口コミが宣伝につながることを裏付ける有名な心理学として「ウィンザー効果」があります。ウィンザー効果とは、第三者から聞いたほうが本人よりも信ぴょう性が増すというものです。例えば、クリニックが自身の広告で「お客様から人気のメニューです」というよりも、そのメニューを利用したことがある第三者が「あのメニューがすごくよかった」「リピートしている」といったほうが、素直に受け取とれることが分かっています。ウィンザー効果を得るには、次の2つがポイントです。
- 第三者との間に利害関係がない
ウィンザー効果を得るには、口コミ発言をするAと商品を販売しているBに利害関係がないことが条件となります。なぜなら、AとBが見ず知らずの他人なら嘘や誇張表現をしている可能性が低いと考えるからです。しかし、AとBに利害関係がありAが何かしらの報酬を受け取っていることが判明すると信ぴょう性が得られなくなり、口コミの効果がなくなってしまいます。
- 人数が多い
人は、自分の意見よりも多くの人が支持する意見のほうが正しいと感じる傾向があります。そのため、利害関係のない状態で口コミ発言をする人が多ければ多いほどウィンザー効果が高まり「あの商品やあのクリニックは信用できる」と感じてもらえるようになります。この2つを押さえているとウィンザー効果が発生し、口コミが宣伝へとつながるところが特徴です。
2.多くの人の選択に従いたくなる「バンドワゴン効果」
「バンドワゴン効果」も、口コミが集客に一役買っていることを裏付ける行動心理学です。大勢の人が支持しているものほど信ぴょう性や関心が高まるという効果で口コミサイトなどがいい例といえるでしょう。とくに、流行に敏感な世代や周囲の意見に同調しやすい人ほどバンドワゴン効果が働きやすく、「みんな持っているから欲しい」「みんな行っているから安心できる」などと感じるようになります。
そのため、有効な口コミを多数集めるだけでも「行ってみたい」「私も同じ体験がしたい」と意欲をかき立て、集客へとつながる可能性があります。
いかがでしたでしょうか。
次回は「3事業所の口コミを広がりやすくする方法」についてご紹介させて頂きます。